官公庁競争入札参加申請の現状

官公庁競争入札参加資格申請の手続きについての解説になります。

1 官公庁競争入札参加申請の現状

官公庁から物品や役務の受注を得るためには、競争入札参加資格申請手続きを行って、名簿に登載されなければなりません。

手続きそれ自体はそれほど面倒ではないのですが、国、都道府県、市町村ごとに様式も添付書類も違っていて、混乱の基になっています。ここでは国の統一資格審査を例にとっていかに手続きを簡単に済ませるかについて説明したいと思います。

2 統一資格審査受付サイト

現在は、インターネット受付と紙申請受付の2つを選ぶことが出来ますが、断然インターネット申請のほうが楽です。サイトはこちらです。
https://www.chotatujoho.go.jp/va/com/ShikakuTop.html
検索エンジンで「統一資格審査」とタイプしてみれば、先頭にヒットします。

3 申請入力に当たって

特に難しいところはないと思いますが、ちょっと悩むところが2カ所ほどありますので、その解説をします。

(1)主に入札参加を予定されている案件の省庁
地方へ行くと、会社ごとにシマのようなものが出来ていて、「ウチは国土交通省関係からしか仕事はこないけど、農林水産省からも仕事が欲しい」と思っている会社があったとします。しかし、ここではあくまで取引の多い省庁を選んでください。資格は全省庁に有効です。

申請をすれば国の省庁あちこちから引き合いが来てウハウハだと勘違いされている会社もあるようですが、お役所のほうでは、一度も営業に来たこともない、担当者の顔も知らない会社に引き合いをだすことはまずありません。大きな案件は一般競争になりますので、もし取れるだけの力量があれば、遠慮せずにどんどん参加してください。資格を取ったとしても、通常の営業活動は忘れずに行ってください。

(2)主たる事業の種類
「卸売り」「サービス業」など、複数の項目の中からひとつを選ぶようになっています。しかし「うちの会社は小売りもサービス業もやってるから2つ選びたい」と言われる会社が結構多いようです。

しかし、心配しないでください。ここではメインの業種を聞いているのであって、実際の資格内容は、下のページへスクロールすると出てくる「希望する資格の種類等」という欄で、お好きなだけ選べるようになっています。実際に発注する官庁も、これを見て発注しますので、この資格の種類だけは会社の営業内容に照らして一つでも多くチェックを入れるようにしておいたほうがよいでしょう。

4 インターネット申請が出来ない場合

何らかの事情でインターネット申請が出来ない場合(パソコンが苦手とか)は、書類で申請することも出来ます。この場合、本来申請書もホームページ上にPDFファイルで掲載されているのですが、それも印刷できない場合は近くの国の機関へ行ってもらってきてください。できれば大きな役所がよいと思います。小さな出先事務所だと職員自身が何も知らなかったりしますので。

紙で申請する場合には、次のような添付書類が必要になります。

(1)財務諸表
(2)納税証明書(税務署で発行してくれます)
(3)登記簿謄本(記載事項全部証明書)(法務局で発行してくれます)

書類が揃ったら、申請書を発行してくれた役所に再び出向いて、審査を受けます。記載内容についてはインターネット申請と全く同じです。

5 資格決定通知

資格審査は形式チェックだけで終わるので、よほど重大な過失でもない限り、1ケ月程度で資格決定通知が来ます。繰り返しになりますが、「資格を取った=仕事が来る」ではありませんので、通常の営業活動は欠かさず行った方がよいでしょう。仕事を取れるかどうかは会社の営業努力次第です。頑張ってください。

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