再生計画が認可されたら、圧縮後の債務額を個別の債権者に返済して行くことになります。返済に関しては法律事務所もノータッチですので、自分自身の責任でしっかり遅滞なく返済して行かなければなりません。もし延滞が続くことになると、再生計画異議申し立てが行われ、せっかくの再生計画が文字通りご破算になってしまうからです。
債権者が何者もある場合には支払いが面倒になりますが、小口のサラ金借り入れなどでは、法定利息での引き直しが行われた結果、債権額が数万円程度になっている場合があります。こういう場合、2で説明した積立金から一括支払いで対処できます。たいていの場合は大口債権者3者程度に落ち着くのではないかと思います。
支払いについては、銀行自動引き落としの手続きをしておけば、手間がかかりません。専用の口座を開いておいて、毎月の返済合計額を入金しておくのが一番便利です。
小額個人再生は、単なる借金返済のことではなく、生活と家計の見直しをして、借金癖をなくするよい機会です。煙草を吸っている人なら、この機会に禁煙をしてみるとか、買い物依存に陥っていたら、恋愛依存に切り替えてみるとかです。借金癖というのは、必ず背後に現実生活への不満やストレスがありますから、それを解消するよう工夫が必要です。
こうして3年間の返済期間を経て完済すれば、晴れて自由の身になれます。ただ、万が一失業してしまったり、収入が大きくダウンしてしまった場合、返済が困難になることがあり得ます。このような場合、認可を受けて再生計画の返済期間延長の手続きが用意されていますし、それでもダメな場合、債務額の4分の3を返済済みであれば、残りの債務が免責になるハードシップ免責という制度もあります。
以上、小額個人再生の手続きを解説して来ましたが、大きな多重債務に陥ったら、くれぐれも銀行やサラ金のおまとめローンなどには手を出さず、法律事務所の門を叩いてみることをオススメします。
[スポンサードリンク